LETTERS 〜日常にある、ココロあたたまるお話〜

おじいちゃんと美味い生ビール

投稿者:ゆうや

一昨年の8月に、88歳になる祖父の居る田舎へ行った時のエピソードです。
祖父は農家で暑い炎天下のなかトマトやピーマン、きゅうりやなすを無農薬栽培で一生懸命作っていました。僕も朝早くから祖父の収穫や土を耕したり、肥料をまいたりの手伝いをしました。夕方の5時頃になり、野良仕事がようやく終わりました。すると、祖母が手料理を作って、畑にある軒先に持ってきて、テーブルに並べました。そうすると、祖父と祖母が畑のビアガーデンやるかっ。と言って、ニッコリしていました。
料理には畑で取れた新鮮な野菜達がズラリとならべてありました。そして、おもむろに祖母がクーラーボックスの中から取り出したのは、キンキンに冷えたスーパードライでした。その、冷えたるは尋常じゃないほどで、プルタブを指に掛けて開けた瞬間スパーンとしたいい気分になりました。飲み口に口を運ぶと冷たく冷えた泡と麦芽のさわやかな香が、一瞬に口の中一面に広がりました。祖父もゴクゴクと飲み、あーっ。うまいなーっ。夏の野良仕事の後はこれが一番だ。と言ってニッコリと笑っていました。
暑い炎天下の中、野良仕事を一生懸命にした後の祖母の手料理とアサヒスーパードライと夏の夕べのここちよい、そよ風が、何ともさわやかで一番のご褒美だったと思う夕方のひと時でしたっ。

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