LETTERS 〜日常にある、ココロあたたまるお話〜

ハタチノキミヘ

投稿者:マニちゃん

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我が家の8歳になる息子には一回り年上の従兄のカズにいちゃんがいる。
二人とも一人っ子なので、本当の兄弟のように仲がよく、大学生の彼は忙しい身ではあるが、暇を見つけては12歳年下の「弟」の面倒を見てくれている。
そんなカズにいちゃんは、両親が共働きのため、生まれた時から丁度、今の息子の年くらいまで、叔母である私に預けられる事も多かった。月日が流れ、成長した甥も一人で留守番が出来るようになり、そのうち私の家に来なくなった。
それでも正月には一緒にお祝いをしていた。 今年、二十歳になる甥は友達との約束もあるだろうに、元旦早々息子に会いに来てくれたのだ。そして息子に初めてお年玉をくれた。「少ないけど」なんて、大人みたいなことを言って。真冬の寒いガソリンスタンドで、手を真っ赤にしながら何台も車を手洗いして稼いだお金だ。ああ、いつも間にかあんな小さな男の子がこんなに大人になったんだ。と思うとちょっと泣きそうになった。そして甥っ子に感謝して、新年の乾杯を家族でした。桜の頃、20歳になるカズにいちゃん。君の誕生日にはおばちゃんの大好きなスーパードライで一緒に乾杯しようね。輝く未来が君を照らしてくれますように。

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